2019年10月3日(木)から6日(日)にかけて、今年も台湾でポケモンGOのイベント「Pokémon GO Safari Zone in New Taipei City」が台湾で開催されました。
昨年に続き今回も行ってきましたので、そのレポートをしたいと思います。
なお、本ページは【ポケモンGO】台湾イベント『Pokémon GO Safari Zone in New Taipei City』に行ってきた(サニーゴ探索編)の続きとなります。
自由広場と中正紀念堂
台湾滞在9日目にして、ようやくサニーゴを発見することが出来ました!
サニーゴをゲットした地点はちょうど自由広場と中正紀念堂のすぐ近くでしたので、こちらも見てきました。

自由広場と中正紀念堂
ここには台湾へ来るたびに訪れており、今回で通算3度目となります。
この巨大な白い門をくぐると、その先には広大な自由広場が広がっています。
せっかくなので、昨年はまだ実装されていなかったAR写真(GOスナップショット)をここで何枚か撮影してみました。
この門の前では、アローラナッシーですら小さく見えます。

巨大な自由広場の門
オレンジ色の屋根をした国家音楽庁と国家戲劇院を左右に眺めながら自由広場をまっすぐ進んでいくと、正面には中正紀念堂がそびえ立っています。

自由広場から見た中正紀念堂

中正紀念堂
階段を上り中正紀念堂に入ると、中には蒋介石のブロンズ像が鎮座しています。

中正紀念堂内部の蒋介石像
ついに念願の九份へ
ようやく1年ぶりのサニーゴを無事ゲットしたことで、とりあえず今回の旅における最低限のノルマは達成です!
欲を言えば確かにもっと欲しいところですが、これ以上探しても必ず見つかる保証はどこにもありません。
自由広場と中正紀念堂を見た後もしばらく台北市街を歩きましたが、案の定サニーゴはなかなか出てきてくれませんでした。
このままサニーゴ探しを続けようか悩んでいたところ、ふと急に九份観光が頭に浮かびました。
昨年はサニーゴ探しを優先した結果、とうとう九份には行くことができず、今年こそは行かねばとずっと思っていました。
このときの時刻は15時を回っており、もう2~3時間もすれば日が暮れ始めるため、これから九份観光へ出発するにはちょうど良いタイミングです。
台湾での滞在日数もいよいよ残り少なくなってきましたし、行けるチャンスがあるうちに行っておこうということで、突然でしたがここからは九份観光へと切り替えることにしました!
急に思い付きのような形て九份行きを決めたため、とりあえずネットで九份までの生き方を調べます。
どうやら台北から九份へはバスと電車で行く方法があるようですが、今回はバスを利用して行ってみることにしました。
九份行きを決めたときはちょうど台北駅近くにいたのですが、ここからバスで九份へ行くには、西門駅(西門站)近くのバス停から965系統のバスに乗るか、もしくは忠孝復興駅(忠孝復興站)から1062系統のバスに乗る方法が良さそうです。
(後述しますが、この他にも北門駅(北門站)から965系統のバスに乗る方法もありました。)
今回は、とりあえず西門駅から965系統のバスに乗って行く方法を選択しました。
台北駅から西門駅へはMRT板南線(ブルーライン)でたったの一駅です。
西門駅からバス停へは、駅から外に出て大通り(中華路一段)をそのまま南へ歩いてすぐの場所にあります。
バス停の案内板を見ると、しっかり965と書いてありました。

西門駅近くのバス停
ここでバスを待つことにしましたが、このバス停には日本のように時刻表が無いので、いつバスがやって来るのか分かりません。
ただバス停をよく見るといくつかQRコードが貼ってあり、そのうちの一つに「Estimated Arrival Time」と書かれたものがありました。
へぇ、これで推定到着時刻が分かるなんて台湾のバスは進んでいるなぁとQRコードにスマホをかざしてみたのですが、ページが見つからないと出て結局時間は分からずじまいでした(苦笑)。

バス停のQRコードを読み取った結果
そこで、次にGoogleマップのルート検索を使ってみたところ、あと12分でバスが来ると出ました。

Googleマップのルート検索
あと12分ならもうすぐなので、とりあえずこの情報を信じてこのままバスを待つことにしました。
バス停前の、足元に965と書かれた場所でバスを待っていると、ほぼ定刻通りに965のバスがやって来ました!

九份行きのバスが到着
バスの乗り方は日本でSuica等を使うのと同じ要領で、乗車時と降車時に悠遊カードを読み取り機にかざすだけなのでとても簡単です。
このバスはちょうど観光バスのような内装で、座席の下には充電用コンセントもありました。
ここまでサニーゴ探しでバッテリーを消費していたので、これは非常に助かります!

九份行きバスの内部

バス座席下の充電用コンセント
これは去年の台湾訪問時にも感じたことですが、台湾では今回のバスだけでなく、電車の駅など色々な場所に無料の充電スポットがあります。
もちろんモバイルバッテリーは日本から持ってきていましたが、こうした充電スポットのお陰で、今回の旅行中もモバイルバッテリーを使う機会はそれほどありませんでした。
もはやスマホは生活必需品と言えますし、日本でもこうした充電スポットがもっと増えてくれるとうれしいですね。
こうして西門駅からバスに乗ってしばらくすると、何だか見慣れた場所にやって来ました。
少し離れた場所には台北駅の巨大な駅舎が見えます。
これは後で知った事なのですが、どうやら965系統のバスは西門駅だけでなく北門駅からも乗ることが出来たようです。
台北駅からこのバス停へは歩いて10分ほどで来れる距離なので、わざわざ電車に乗って西門駅まで行く必要も無かったみたいです。
突然九份行きを決めて十分な下調べもしていませんでしたので、まあこんな事もありますね・・・

北門駅のバス停
ここからバスは高速道路に入り、やがて台北市街を離れて山間部へと入っていきました。
そしてバスに揺られること約1時間半、ついに九份(九份老街)に到着です!
九份を散策
九份は、かつては金の採掘で栄えた街でしたが、1971年に金鉱が閉山された後は衰退の一途をたどっていたそうです。
ですが、台湾の人気映画のロケ地となったことがきっかけで90年代に台湾人の間で九份ブームが起き、そこから九份の観光化が進んでいったようです。
そしてさらに近年では、宮崎駿のアニメ映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったという噂(あくまでも噂で公式情報ではありません)から日本人を中心に関心が集められたことで、九份は現在では台湾でも有数の観光地となっています。
さて、とりあえず無事に九份へ到着したものの、突然九份行きを決めたこともあり、バスから降りた瞬間は右も左も分からない状態でした。
そこでとりあえず他の乗客と同じ方向へと道路を歩いていくと、やがてセブンイレブンの横に細い路地へと入っていく入口のようなものを見つけました。
ここに観光客らしき人々が集まっていたので、先ほど見つけた入口のような場所をよく見てみると、柱には「九份舊道」と書かれていました。
少し時間が前後しますが、下の写真は九份をひと廻りした後に撮影した、夜間の九份入口です。
セブンイレブンの脇に「九份舊道」と書かれた柱の一部が確認できるかと思います。

九份入口
観光客たちの後へと続くように自分も歩いていくと、細い路地の両脇にはたくさんのお店が並んでいました。
しかも、九份はさすが日本人に人気の観光スポットなだけあって、多くの店員が日本語で話しかけてきます(笑)。

九份の様子(その1)

九份の様子(その2)

九份の様子(その3)

九份の様子(その4)
この迷路のような細い路地をどんどん進んで行くと、その途中には展望台のような見晴らしの良い場所もいくつかありました。
これらの場所からは、九份の街並みや北に広がる海を一望することができました。

九份の様子(その5)

九份の様子(その6)

九份の様子(その7)
引き続き細い路地を進んでいくと、幸福堂というタピオカドリンク専門店を見つけました。
この店は有名なチェーン店らしく、今年の7月には日本にも進出し原宿に日本1号店をオープンしたそうです。

幸福堂
この店の前にはちょっとした行列が出来ており、自分もその列に並びました。
その中には日本から修学旅行で来たと思われる高校生のグループもいて、本場のタピオカドリンクに大興奮していました(笑)。
この店では色々な種類のタピオカドリンクが売られていましたが、今回はとりあえず無難に定番のタピオカミルクを選びました。
・・・というか、いつも最初は冒険を恐れてつい定番を選んでしまっているため、結局どこの店でもタピオカミルクしか飲んでいません(笑)。

幸福堂のタピオカミルク
幸福堂を過ぎたところで上下へと伸びる階段がありましたが、とりあえずそちらはスルーしてそのまま道なりに路地を進んでいきます。
すると次第に店はまばらとなり、やがて住宅ばかりとなってしまいました。
そこで先ほどの上下に伸びる階段の場所へといったん引き返し、まずは上へと行ってみることにしました。
階段を上った先には、聖明宮という寺院がありました。
この寺院は三国志で有名な関羽が祀られており、商売繁盛のご利益があるそうです。

聖明宮
やがて日が暮れてきたので、聖明宮を離れて先ほど上ってきた階段を下りて路地へと戻ってきました。
すると路地を歩く人の数がいつの間にか増えてとても混雑しています。

九份の様子(その8)
今度は下へと伸びる階段を下りようとしたのですが、人が多くてなかなか先に進むことができません。
混雑する階段をゆっくりと下りていくと、ガイドブック等の写真で良く見る有名な建物(阿妹茶楼)が見えてきました!
なるほど、混雑しているのも納得です。
阿妹茶楼は長い階段の途中にあるため、その向かいにある海悦楼茶坊の手前には休憩場所らしきエリアもありました。
ですがその場所は完全に阿妹茶楼の撮影スポットと化しており、多くの観光客でごった返しています。

海悦楼茶坊の手前にある撮影スポット

阿妹茶楼
たまたま日没のちょうど良い時間帯に阿妹茶楼を見つけたのは良かったのですが、写真を撮るのもひと苦労です。
せっかくなのでこの場所でポケモンのAR写真も撮りたかったのですが、ご覧のような人混みでとてもそんな余裕はありませんでした。
それにしても、この日は平日だったにもかかわらずこの混雑具合ですから、週末などは一体どんな様子になるんだろうと気になってしまいます。
阿妹茶楼を通り過ぎてさらに階段を下っていくと、少し開けた広場のような場所に出ました。
頭上にはたくさんの提灯が飾られていて、どことなく日本のお祭りのような雰囲気も感じられます。
ここもたくさんの観光客で賑わっていましたが、何とかわずかなスペースを見つけてAR写真を撮ることに成功しました!

九份の様子(その9)

九份の様子(その10)

九份でGOスナップショット
この周辺にはいくつかジムもあって、ちょうどギラティナが出ていました。
ですが、さすがにこんな場所でポケモンGOをプレイしている人は自分以外いないようで、せっかくのレイドも過疎状態です(笑)。

九份のジムに現れたギラティナ
この広場から伸びている道を適当に進んでいくと、いつの間にか九份の入口があるセブンイレブン前に戻ってきました。
このときの時刻は18時30分頃でしたが、やはり九份は日が暮れてからが本番なのか、自分が到着した夕方(16時30分頃)よりも明らかに多くの観光客が集まっていました。
とりあえず九份は(多分)ひと廻り出来たことだし、今なら帰りのバスも行列に並ばず乗れそうな感じだったので、このまま台北へと戻ることにしました。
先にバス停へやって来たのは、行きで利用した965系統ではなく忠孝復興駅まで行く1062系統のバスでした。
今回のバスは旧型で座席もやや古く、行きのバスにあった充電用コンセントもありません。
しかも、なぜかこのバスはやたらと冷房が効いており、終点の忠孝復興駅に着いた頃には寒くてたまらず、一刻も早くバスから降りたい気分でした(笑)。
こうして、この日は突然の九份観光となりましたが、どうにかトラブルも無く達成することができました。
昨年は残念ながら行けず悔いが残っていただけに、1年越しの悲願達成となりました!
【ポケモンGO】台湾イベント『Pokémon GO Safari Zone in New Taipei City』に行ってきた(帰国編)に続きます。
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