スマホをHUAWEI novaに変更しました(詳しくはこちら)。
はたして新しくアップデートされたポケモンGOは、この機種で再びプレイできるようになったのでしょうか?
とりあえずおさらいですが、「XperiaでポケモンGOが悲惨なことに!」で挙げたアップデート後の不具合は、次のようなものがありました。
- 駅前など、ジムが密集しているような場所でカクカクになる
- ジムバトルやレイドバトルをするとスマホ本体が爆熱に
- スマホ本体が爆熱になるとジムバトルでもカクカクに
- レイドバトル前のポケモン選択画面がとにかく重い
- 複数人参加のレイドバトルは重すぎて無理
- ジムバトル開始時に突然落ちる
- 所持しているポケモンの一覧画面で操作中に突然落ちる
- 移動中に突然固まり、全く反応しなくなる
今回は、これらを順に検証していきたいと思います。
ジムの密集地帯でもカクカクしない!!
さっそく、ポケモンGOを起動したHUAWEI novaを手に、外へ出てみます。
とりあえず、自宅周辺の住宅地では普通に動作しました。
ポケモンの捕獲も問題ありません。
・・・と、ここまでは以前使っていたXperia Z3 Compact(SO-02G)と同じです。
そこで、次はジムが密集している駅前に行ってみました。
この駅前には徒歩1分以内にジムが4つあり、さらにポケモンの巣もあるので複数のポケモンが同時に出現します。

以前のXperia Z3 Compactでは、この場所を通ると明らかに重くなり、プレイしづらい状況でした。
この付近では、ポケモンの捕獲画面ですら、投げるボールがカクカクするほどでした。
ですが、今回のHUAWEI novaでは、この場所でもカクカクすることはなく、普通にプレイできました!
アップデート後はカクカクするのが嫌だったので駅前は避けていたのですが、これからはまた以前のように、場所を気にすることなく歩き回ることができそうです。
(※8/25追記)
後日、秋葉原でも確認してみました。画像のように、さらにポケストップやジムが密集しているような場所でもカクカクしませんでした!
また、ジムバトルやレイドバトルも問題なくプレイできました!

スマホが熱くない!!
先日の記事(XperiaでポケモンGOが悲惨なことに! )でも書きましたが、これまで使っていたXperia Z3 Compactでは、この夏の昼間にジムバトルでもしようものなら、触っていられないほど(壊れるんじゃないかと思うほど)スマホ本体が爆熱状態になりました。
ということで、新しいHUAWEI novaではどうなのか、さっそく近所のジムを潰してまいりました(笑)。
結論はというと、気温が30℃を超えるような真夏日のジムバトルでも、スマホ本体がほんのり温かくなる程度でした。
また、複数のジムで連戦しても問題ありません!
ジムバトルでは問題ないことが分かったので、今度はさらにジムバトルより負荷の高い、レイドバトルでも確認してみました。
具体的には、気温33℃の日にレイドバトルを行ったのですが、その直後にBattery Mixで確認したところ、本体の温度は41℃でした。
なお、その後もこれ以上温度が上がることはありませんでした。
(※8/25追記)
後日、秋葉原でレイドバトルをした際にスクショをとりました。この日は気温34℃で、レイドバトル前の本体温度は39.5℃、レイドバトル直後の本体温度は42℃でした。

レイドバトル直前の温度は39.5℃(中央)
レイドバトル直後の温度は42℃(右)
ジムバトルやレイドバトルが普通にプレイできる!!
このように、ジムバトルやレイドバトルでも本体がさほど熱くならないため、ジムバトルやレイドバトルでもカクカクすることはなく、左右スワイプで相手の攻撃を避けることも普通にできます。
なおレイドバトルについてですが、最大同時参加人数の20人でも問題なくプレイできました。
ただし、ジムバトル開始前にポケモンを選択する画面では、HUAWEI novaで重さは若干改善されましたが、相変わらずモッサリします。
いずれにせよ、Xperia Z3 Compactでは重すぎてレベル2までのソロレイドしか出来ませんでしたが、これでやっと高レベルのレイドバトルにも挑戦できるようになりました!
そもそも、Xperia Z3 Compactでカクカクになったのは、CPU(SoC)が高温になるとパフォーマンスよりも発熱を抑えることが優先され、一時的に性能が落ちるためです。
ちょっとマニアックな話になりますが、Xperia Z3 CompactのCPU(SoC)であるSnapdragon 801のプロセスルールは28nm、HUAWEI novaのCPU(SoC)であるSnapdragon 625のプロセスルールは14nmとなっています。
一般的に、プロセスルールの数値が小さいほど消費電力が下がる、つまり熱が発生しづらくなるといわれてます。
したがって、より消費電力の低いSnapdragon 625では高い負荷でも高温にならないことから、発熱を抑えるために一時的に性能が落ちることもなく、結果的にカクカクにならないのではないかと考えることができます。
思わぬメリットも!
最後に、HUAWEI novaにしたことで思わぬメリットがありました。
それは、大幅にポケモンGOのプレイ時間が伸びたことです!
バッテリーが100%の状態からポケモンGOをプレイし続けた場合、Xperia Z3 Compactではせいぜい3~4時間が限界といったところでした。
しかし、HUAWEI novaでは6時間近くプレイできるようになりました!
これは想像以上の伸びです!!
単純にバッテリー容量を比較すると、Xperia Z3 Compactは2,600mAhであるのに対し、HUAWEI novaは3,020mAhと、およそ16%程度しか増えていません。
にもかかわらず、ポケモンGOのプレイ時間が2倍近くも伸びているのは、おそらくSnapdragon 625の特徴でもある省電力性能が優れている結果だと考えられます。
参考までにBattery Mixでデータを取ってみると、フル充電した状態からポケモンGOを1時間プレイした後のバッテリー残量は、100%→85%となりました。
これは、1時間の間にレイドバトル(ソロレイドを1回)とジムバトル(6体いるジムを1つ制圧)を行った上でのデータなので、レイドバトルやジムバトルをしなければさらにバッテリーが持つのではないかと思われます。
これだけプレイできるのであれば、日常的なプレイではモバイルバッテリーを持ち歩く必要もないでしょう。
HUAWEI novaでも解決しなかった問題
以上のように、ポケモンGOでの問題点のうち、上記1から5まではHUAWEI novaで見事に解決しました。
しかし、残る6から8までの問題点については、残念ながらHUAWEI novaでも再現されてしまいました。( ´Д`)
はじめはメモリ不足も疑ったのですが、ポケモンGO起動中のメモリ使用状況を確認すると3GBのうち1GBは常に空いている状態だったので、その可能性は低そうです。
また色々と調べてみると、これらの問題は他の機種を使っているユーザーでも起こっているようなので、ハードウェアの問題というよりはソフトウェアの問題のように思えます。
とりあえず、こうした問題は今後のアップデートで解決することを期待したいと思います。
また最後に、HUAWEI novaでXperia Z3 Compactよりも重くなった部分がひとつだけあったので書いておきたいと思います。
それは、手持ちのポケモン一覧を表示する画面です。
特に、チームリーダーに「ポケモンを調べてもらう」画面では、Xperia Z3 Compactよりもモッサリするようになりました。

(追記)バージョン0.83.3で解決しました!
ただし、これはストレスになるほど重いというわけではないですし、頻繁に見る画面でもないと思うので、充分我慢できるレベルだと思います。
(※11月27日追記)
ポケモンGOのバージョン0.83.3(Android)にてこの問題も解決され、サクサク動くようになりました!
まとめ
このように、いくつかの問題点(バグ?)は依然として残るものの、HUAWEI novaに買い替えたことで、おおむね不満なくポケモンGOをプレイすることができるようになりました。
現在、HUAWEI novaや、同じくSnapdragon 625を搭載しているZenfone3(ZE520KL)は、安いところでは3万円程度で購入できますので、まともにポケモンGOがプレイできるスマホとしては抜群のコスパではないかと思います!
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