メルカリへの出品物が売れたのですが、こちらから発送した商品が無事に相手へ到着しても、いつまでも購入者による受取評価が行われないという事が起こりました。
これまで何度かメルカリを利用してきた経験上、ほとんどの購入者は遅くても商品到着日の翌日までには受取評価してくれていたのですが、今回の購入者は結局最後まで受取評価を行ってくれませんでした。
そこで本ページでは、メルカリで購入者が最後まで受取評価を行わないとどうなるのかについて、自身の経験に基づいてレポートしたいと思います。
購入者が最後まで受取評価を行わなかった場合
いきなり結論から言うと、メルカリでは出品者が発送通知をした9日後の13時以降に、自動で取引が完了するルールとなっています。
- 発送通知をした9日後の13時以降に、自動で取引が完了します。
例:2021/01/10に発送通知をした場合、2021/01/19の13時以降
(出典)メルカリガイド
ですが、これは今回の経験で分かったことなのですが、出品者の発送通知から9日後の13時まで、何も起きずに突然自動取引完了となる訳ではありませんでした。
さらに今回調べた結果、条件次第では、出品者が発送通知をした9日後になっても自動取引完了とはならないケースもあるということが分かりました。
そこで次項では、発送通知から取引の自動完了までの詳細な流れについて、出品者の立場から解説したいと思います。
取引完了までの流れ
メルカリ利用者であれば既にご存知だと思いますが、出品者側の方は、商品の発送を済ませて発送通知を行った後は、購入者からの評価待ちとなります。
通常であれば商品到着後に購入者側で評価が行われ、それが終わると出品者側の方でも評価を行い、双方の評価が終わったところで取引完了となります。
そして取引が完了すると、出品時の価格から手数料と送料を差し引かれた金額が出品者の売上金に追加されます。
つまり、出品者が発送した商品が購入者に届いたとしても、もしも購入者がいつまでも受取評価を行わなかった場合、出品者はただひたすら評価が行われるのを待ち続けることになります。
そして当然ながら、その間はずっと売上金を受け取ることも出来ませんので、出品者は不安な日々を過ごす事となってしまいます。
事務局から購入者へ通知
既に述べたとおり、購入者の受取評価が行われなかった場合は、出品者が発送通知をした9日後の13時以降に自動で取引が完了となります。
ただ、これは今回分かった事なのですが、発送通知から9日後の13時となる前に、一度だけメルカリ事務局から購入者へ通知が行われるようです。
今回のケースでは、こちらが発送通知をしてから7日後に、下記のようなメッセージが事務局から送られてきました。

取引進行の通知
事務局による自動取引完了
このようにメルカリでは、仮に購入者が受取評価をうっかり忘れていたとしても、数日後に事務局から通知が送られる仕組みとなっているようです。
ですが今回ケースでは、購入者はそれでも受取評価を行うことはなく、結局そのまま発送通知から9日後の13時を迎える事となりました。
なお、ここで少し気をつけて欲しいのは、自動での取引完了は発送通知から9日後の13時ちょうどに行われる訳ではないという点です。
今回の私のケースでは、実際に取引完了の通知が来たのは13時15分でした。
ですので、もしも同じような事態に見舞われて取引完了日となった場合、13時に取引完了とならなくてもまずは焦らず、とりあえずしばらく待ってみることをオススメします。

事務局よる取引完了の通知
なお、今回私は利用しなかったのですが、たとえ発送通知から9日後まで待たなくても、8日後の13時以降であれば、専用フォームから事務局へ取引完了の依頼が出来るようです。
この方法を使えば、たった1日ではありますが、取引をより早く完了することが可能なようです。
以下の条件を両方満たした際に、取引画面に専用フォームが表示されます。
- 発送通知をした8日後13時以降
例:2021/01/10に発送通知をした場合、2021/01/18の13時以降- 購入者の最後の取引メッセージから3日後の13時以降
(出典)メルカリガイド
自動取引完了とならないケース
ここで1点だけ、気をつけていただきたいポイントがあります。
それは、購入者へのメッセージを送るタイミングです。
今回のケースのように、いつまでも購入者による受取評価が行われないと、出品者側としては確認(あるいは催促)のメッセージを購入者へ送りたくなる事もあるかと思います。
ですが、上記のメルカリガイドからの引用にもある通り、事務局による自動の取引完了の条件には「購入者の最後の取引メッセージから3日後の13時以降」というルールがあります。
つまり、こちらから購入者へメッセージを送り、購入者からの返事が例えば発送通知から9日後(専用フォームを使う場合は8日後)に届いた場合はまだ取引中と見なされてしまい、さらにそこから3日待たないと自動の取引完了が行われないということになります。
したがって出品者側としては、発送通知から9日後(専用フォームを使う場合は8日後)が近づいている場合には、下手に購入者へメッセージを送るよりも、そのまま何もせずに自動の取引完了まで待ったほうが良いかと思います。
評価はどうなる?
さて、事務局による自動の取引完了となった場合、評価はどうなるのでしょうか?
ここでは出品者・購入者の評価に与える影響について、今回のケースで分かった範囲でお伝えしたいと思います。
出品者への評価
出品者、つまり今回の場合は自分への評価となりますが、こちらについては何も変化がありませんでした。
購入者が最後まで受取評価を行わず、事務局による自動の取引完了となった場合、その取引が出品者の評価に影響を与えることはなさそうです。
購入者への評価
今回のケースの場合、購入者の取引実績は無く評価はもともとゼロでした。
そして、取引完了時に事務局から送られて来た上記メッセージにもある通り、自動の取引完了となった場合には、こちら(出品者側)で購入者の評価を行うことはできませんでした。
こちらとしてはペナルティとして事務局の方でマイナス評価をつけて欲しいところでしたが、とりあえず取引完了に購入者の評価をもう一度確認してみたところ、評価に変化はなくゼロのままでした。
まとめ
今回のように購入者がなかなか受取評価を行わないような場合には、単に購入者が評価を忘れているだけという可能性もあることから、こちらから催促のメッセージを送るのも解決への一つの手段といえます。
ですが、人によってはそのせいでこちらの心象を悪くし、結果として低評価をつけられてしまう恐れも全く無いとはいえません。
そしてさらに重要なのは、すでに述べたとおり、購入者とのメッセージのやり取りが続いていると引き続き取引中とみなされてしまい、9日以上経っても自動取引完了とはならないという点です。
したがって、こちらから取引相手へメッセージを送る際は、取引の自動完了日も考慮しながら、そのタイミングを見極めることが重要です。
今回のケースでは、私は出品者側で購入者から評価を受けられなかったという立場だったため、逆に出品者側が評価を行わなかった場合はどうなるのかという点については残念ながら分かりません。
ですが、事務局からの上記メッセージにははっきりと「受取評価の放置は迷惑行為なので、購入者に厳重注意をおこなっております。」とあることから、いずれにしてもこのような行為を繰り返すようなユーザーに対しては、最悪アカウント停止などの措置が行われる可能性もあるでしょう。
結局のところ、出品者側、購入者側のどちらの立場であっても、評価の放置は少なくとも相手からの高評価を得るチャンスを失う事となる上に、取引完了後に相手からブロックされる可能性も高くなりますし、さらには事務局からもマークされてしまうことから、今後もメルカリの利用を続ける上で、評価を行わないことによるメリットは一つもありません。
したがってどちらの立場であっても、評価に限らず各手続きは迅速に行い、お互いに気分良くスムーズに取引完了することを心掛けるのが最善といえるでしょう。
コメント
まさに今、私の立場がそのまま書かれている様です。
残念ながら焦りと、不安で評価の催促をしてしまいましたが返信はありませんでした。
多少日数がかかるだけで大事にはならないと分かりホッとしております。
無知はいけませんね。
もっと勉強します。
有益な情報を有難う御座いました。